鈴木光司さんの原作小説『リング』から生まれ、日本が誇る恐怖の対象として知られる「貞子」が、スマホゲームに登場することが分かりました。取材を進めるねとらぼ編集部の前に突然現れた貞子におびえながら紹介します。

【画像6枚】取材陣の眼前に現れた貞子

 MMORPGラグナロクシリーズの開発などで知られるグラビティの日本支社であるグラビティゲームアライズ8月12日に発表したのは「貞子M - 未解決事件探偵事務所」。iOSAndroidアプリとして9月のリリースを予定しており、8月16日から18日に掛けて一足早くゲームプレイできる一般体験会が予定されています(Android版のみ)。

 ストーリーは、とある高校で発生した連続変死事件を皮切りに、探偵事務所に舞い込む依頼を受けていくもの。プレーヤーは探偵事務所の助手として、事件の内容と手掛かりなどを得るアドベンチャーパートと、手掛かりなどを探すアクションパートで構成されたストーリーを進めながら事件の真相を追っていく謎解きアドベンチャーゲームストーリーは章立てで、リリース時は2章まで、その後の章も順次時限開放される予定です。キャラクターなどはKADOKAWA監修です。

育成によりさまざまな能力を使えるようになる要素や、基礎ステータスを上げる効果がある数多くの衣装も用意。さらに、11月をめどに、マルチモードも実装予定とのこと。同作のマルチモードは敵味方に分かれるようなものというよりは、協力してゲームを進めるものになるそうです。また、ルールの拡張要素なども検討しており、人狼的なアプローチや「Dead by Daylight」のような非対称型対戦なども検討しているとディレクターの菅原亮さんはコメントしました。

 タイトルに冠されている貞子がゲーム内でどのような立ち位置なのかははっきりとは示されていないものの、さまざまな事件に絡む存在として描かれているもよう。鈴木さんの原作小説や、そこから生まれた映像作品などで描かれた貞子とは直接つながってはいないようで、いわば貞子を題材とした完全オリジナルゲームといえます。

 ファンが貞子に期待しているのは、Jホラー特有のじめっとした不気味さなどだと思われますが、ことゲーム業界において、ホラージャンルの市場は大きいわけではないと話したのがプロデューサーの神崎喜多さん。同社が事前に行った定量調査でも、貞子の認知は概して高いものの、それがそのままホラーゲームのニーズとはいえない結果が出たため、ホラーはあくまで演出とし、ミステリージャンルゲームとしたことを明かしてくれました。続けて、「アドベンチャーパートで世界観が受け入れられるかが鍵」とも話しており、貞子はゲームの世界観に没入するための重要な存在のようです。

 そんな説明を受けていると、部屋の片隅に違和感バリバリに置かれていた例の井戸からモノホンの貞子がズルズルと登場。最初はそっくりさんかなと思いましたが、ボロボロの手足、何を聞いても反応することなく迫ってくる姿は記憶にある貞子でした。ブレないな!

貞子がスマホゲームに!


(出典 news.nicovideo.jp)

リング』は、日本の作家である鈴木光司によるミステリ・ホラー小説。見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオ」の恐怖と、その来歴に迫ろうとする主人公を描く。 『リング』シリーズの第1作であり、後に続編『らせん』『ループ』『エス』『タイド』および外伝作品『バースデイ』が刊行されている。また、本作を原作
64キロバイト (9,157 語) - 2021年7月25日 (日) 21:58


面白そう

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