〈ニュース〉人気ランキング1位のネコ。人気の裏では飼育放棄が横行


ネコ (からのリダイレクト)
- 全身の毛が黒色の。 白猫 - 全身の毛が白色の。聴覚障害の割合が多い。 トラネコ(タビー) - トラのような縞模様がある。茶トラ、キジ、サバなど。 三毛 - 3色(一般的に白・茶色・黒)の。 錆び - 黒と茶色の2色の。 はちわれ -
129キロバイト (17,779 語) - 2021年8月7日 (土) 13:08


命を飼う事にしっかりと責任を持とう!!

 先月、東京大学で行われている“ある研究”への寄附金額が話題になった。その額、1億5000万円以上。寄付が集まったのは、東京大学大学院の宮崎徹教授が行う猫の腎臓病治療薬の開発研究だ。

【映像】ずっと見ちゃうよ~! 『ABEMA Prime』に可愛いニャンコたちも参加? 右下のワイプに注目(6分30秒ごろ~)

 寄付をした人からは「猫ちゃんの未来のために頑張ってください!」「苦しむ猫と苦しむ飼い主を救ってください」「にゃんこが長生きできますように」といった声が殺到。飼い猫の多くが腎臓病によって命を落とす現実――、腎臓病の治療薬ができれば、猫の寿命は今の平均の2倍、30歳まで延びる可能性もある。研究費不足に陥る中、寄付を呼びかけたところ、1億5000万円以上という想像を超える額が集まったのだ。研究が再開された2年後の製品化を目指している。

 “ネコノミクス”といった言葉も生まれ、その経済効果は今や2兆円以上とも言われている。Instagramでは、ファッションや旅行といった映えるジャンルを抑え、ハッシュタグ「#猫」が日本では最多投稿を集めている。先月、新宿駅に登場した巨大猫の3D広告もネットを中心に話題になったばかりだ。

 ニュース番組『ABEMA Prime』では、総再生数3億回超えの猫系YouTuberと猫の研究者を交え、人気を分析。同番組で司会進行を務めるテレビ朝日の平石直之アナウンサーも「猫を飼い始めた」という。「家族みんな大好きで、癒やされるし、和む」と笑顔を見せた。

 学生時代に猫を拾ったという猫系YouTuberあつしさんは「僕が投稿し始めた当時は、犬の方が人気だった。ここ数年でペットの動画投稿をする人が増えて、猫のかわいさが発信されるようになった。自分でも、最近の猫の勢いはかなりすごいと思う」と話す。

 1994年の調査開始以来、ペットの飼育数は長らく犬が1位だったが、2017年、ついに猫が1位に。さらに昨年、新しく猫を飼った人は前年に比べ16%も増加し、Twitterでは「癒やされたくて猫飼い始めた」「猫を飼ったらテレワークの幸福度が上がった」といった声も寄せられている。

 しかし、コロナ禍が拍車をかけた人気の裏で問題になっているのが、飼育放棄だ。ネコ心理学者でネコ研究集団「CAMP NYAN TOKYO」の高木佐保氏は「私の周りは専門家が多いので、安易な気持ちで猫を飼う人はいない」とコメント。その上で「やっぱり猫はかわいすぎるので、直感で飼ってしまう人はいると思う。私は生体販売があまり良くないのでは?と思っている。ペットショップの店頭で展示されていると『かわいいから欲しい!』と気持ちが先行してしまう」と指摘する。

「買うとき、『トイレはどこの部屋に置く?』など、具体的な問題を考えずに飼育してしまう可能性がある。生体販売については、安易には手に入りにくいようにするべきだ。猫は、やはりお金も継続的にかかる。動物病院で毎年受けるワクチン代やトイレ用の猫砂、ご飯代も上を見れば見るほど、高いフードがたくさんある。そこは飼育放棄と関係していると考えている」

 前述のあつしさんも「最近はコロナ禍で、ペットショップや里親を探すサイトでも猫の数は多いと思う」と言及。「僕も今月子猫を引き取ったが、保健所で殺処分寸前だった子猫たちが大量にNPO法人に引き取られて、そこで飼い主を探していた。かなり深刻だと個人的には思う」と語った。

 ギャルユニットBlackDiamondリーダーで、自身も猫を飼っているあおちゃんぺは、「動物に対する法律を厳しくした方がいい」と意見。

「今は動物が“物扱い”されていて、法律が弱すぎる。ペットを捨てたり、いじめたりした人に、厳しい法律を作ってほしい。(飼い猫の)なるとにはマイクロチップが入っている。マイクロチップは迷子になったときのGPSだと思っていたが、捨てられたに誰がオーナーだったかを判明させるための役割もある。そもそも捨てられる前提でチップ自体が開発されていて、それだけペットを捨てる人が多いことにビックリした。動物の虐待や、捨てる行為は犯罪で、もっと厳しく裁かれるようにしないと、飼育放棄は減らないんじゃないかと思う」

 また、ペット禁止の家に住んでいたり、アレルギーがあったりする人には、猫型バーチャルペットJuno(ユノ)」や、本物の猫のようなクッション「MeowEver(ミャウエバー)」といった商品も人気を集めている。

 これらの商品を見たあおちゃんぺは「かわいいが“育成ゲーム”感覚だと思う」とコメント。その上で「実際の猫に比べると、かわいさは本当に100分の1ぐらい。でも、これを満足に育てられない人は、実際の猫を迎え入れたらダメだと思う」と述べた。 (『ABEMA Prime』より)
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(出典 news.nicovideo.jp)